各市長からのメッセージ
北九州市長:北橋 健治

アジア・グリーンキャンプアジア低炭素化センター設立

北九州発のプロサッカーチーム ギラヴァンツ北九州 マスコットキャラクター:ギラン
メッセージ
北九州市の姿
北九州市は、九州の最北端に位置し、関門海峡を挟んで本州と向き合い、市の北側は響灘、東側は周防灘に面しています。
市の南側の山間部一帯は、北九州国定公園に指定され、カルスト台地で有名な平尾台や100億ドルの夜景で知られ、新日本3大夜景に選定された皿倉山など緑豊かな山々に囲まれています。
北九州市の歴史
高度成長期の昭和38年2月10日に、世界に例のない5つの個性を持った都市の対等合併が行われ、北九州市が誕生しました。
地方自立の先進モデルであり、5市対等合併の調査のため国連調査団が訪問するなど、世界の注目を浴びた一大事業でした。5市合併した年の4月に指定都市となった北九州市は、以来北九州都市圏の中枢都市として、市内にとどまらず圏域の住民サービスの向上やインフラ整備、経済の発展につながる施策を展開してまいりました。
北九州市の歴史を振り返ると、近代以降、筑豊の豊富な石炭を背景に、若松は日本一の石炭積み出し基地として成長しました。また、八幡には官営八幡製鉄所が建設され、日本の近代産業発祥の地として発展してまいりました。
産業が発展する中で、公害問題が起こりました。しかし、女性たちの「青空がほしい」という運動をきっかけに企業や行政が一体となって公害を克服しました。
この経験を生かして、環境国際協力に取り組み、国際連合などからの表彰を受けてきました。
環境モデル都市 北九州
わが国初のエコタウン事業に取り組むなど、循環型社会の先導的役割を果たし、環境先進都市として、国内外で高い評価をいただき、平成19年には、国の「環境モデル都市」に選定されました。
環境分野でのこれまでの経験を生かし、環境とアジアというキーワードを掲げ、人類にとって最も重要な課題である地球温暖化対策について、イニシアチブを発揮し、市のみならずアジア全体の将来の発展に向けた取り組みを強力に進めていきます。
平成21年に中国の習近平国家副主席が来日された際、自らのご意思で数ある自治体の中から北九州市を選び、本市の環境政策と最先端技術の工場を視察されました。これは大変名誉なことであり、環境分野での本市の長年にわたる努力が、評価されたものと思っています。
低炭素社会の実現に向けた取組
今後は、地域単位での最適なエネルギー利用を実現する「スマートコミュニティ構想」に着手します。また次世代のエネルギーパークや「紫川エコリバー構想」などの進展により、市民にエコライフの魅力を見てもらい、感じてもらって、低炭素社会の実現に向けた第一歩を力強く踏み出していきます。
さらにアジア地域の環境改善を進めるための「アジア環境都市機構」を立ち上げるとともに、本市における最先端の環境技術を積極的にアジア全体に広めるため「アジア低炭素化センター」を設置します。
こうした取り組みは、北九州市の発展だけにとどまらず、国全体の新たな成長戦略につながるものと確信しています。
広域的な圏域の中枢都市として
福岡県には、北九州市と福岡市の二つの指定都市があります。
両市の位置する地域は、九州、本州、四国さらには成長著しいアジアとの結節点にあり、大きな可能性を有しています。このポテンシャルを生かし両市がけん引役となりながら、特色ある魅力的な圏域を形成することで九州西日本の発展に寄与していくことが可能になります。今後も広域的な圏域の中枢都市としての役割を果たしていきたいと考えています。
地域主権の実現に向けて
現在政府は、地域主権の確立を最重要課題に掲げています。政府は地域主権の重要事項を審議し実施する地域主権戦略会議を内閣府に設置し、私も委員に就きました。
地域主権の基本は住民にもっとも身近な自治体である市町村が、権限と財源と責任を持って住民福祉の向上に努めることです。それは自治体の力が試されることでもあります。
今後、北九州市を含む指定都市が連携して、政府に対して地方の声をしっかりと届け、地域主権が現実のものとなるよう努めてまいりたいと考えています。
プロフィール

北橋 健治(きたはし けんじ)
生年月日:昭和28年3月19日
主な略歴:
東京大学法学部(昭和53年3月卒)
昭和61年07月 衆議院議員初当選
平成10年08月 衆議院環境委員長
平成17年11月 地方制度調査会委員
平成19年2月20日 北九州市長(2期)