各市長の紹介Introduction of Mayors

さいたま市長

しみず はやと

清水 勇人

生年月日
昭和37年3月25日  埼玉県生まれ
主な略歴
日本大学法学部卒業
昭和63年 松下政経塾卒塾(第7期生)
平成15年 埼玉県議会議員(南6区)
平成19年 埼玉県議会議員(南6区) 共栄大学客員教授
平成21年 さいたま市長(現在4期目)

メッセージ

東日本の玄関口

さいたま市は、関東平野のほぼ中央部に位置し、東京から30km圏域にあり、荒川、綾瀬川など数本の河川に沿った低地と台地に区分されています。

中山道の宿場町として発展してきた歴史を持ち、現在、首都高速道路によって、東京都心に直結をしています。また、東京外かく環状道路が通っていることから、関越自動車道、東北自動車道、常磐自動車道にアクセスが可能となっています。

一方鉄道も、新幹線6路線をはじめ、JR各線や私鉄線が結節する東日本の結節点となっています。特に大宮駅の1日の乗車人数はJR東日本管内で7番目に多く、同駅周辺には商業・業務機能の集積が図られています。「東日本の玄関口」として東日本全体の発展を牽引する役割を期待されています。

人口は約133万人、面積は217.49平方キロメートル、気候は太平洋側気候の影響から快晴日数が多く、穏やかで住みやすいまちとなっています。また、関東ローム層に覆われた安定した地盤が特徴で、これまで大きな災害もなく、災害リスクの低いまちです。

さいたま市の地域資源

本市は、浦和レッズ、大宮アルディージャという2つのJリーグチームに加え2021年から開幕したWEリーグにも三菱重工浦和レッズレディース、大宮アルディージャVENTUSが参戦し、市内に男女合わせて4つのプロサッカーチームがある自治体は全国でも本市のみであり、「サッカーのまち」として知られています。また、サッカーだけでなく、バスケットボール・ロードレース・卓球などさまざまなプロスポーツチームがあり、毎年、多くのスポーツイベントが開催され、スポーツの盛んなまちでもあります。

また、本市は、文教都市、経済都市、文化・芸術のまち、歴史と伝統のまちとして発展してきました。城下町、日光御成道の宿場町としてにぎわった岩槻は、日本有数の人形の産地でもあります。大正時代以降に本格的な産地となり、高度経済成長期には日本の人形産業を支えました。人形関連のイベントも盛んで、まちを歩くと人形店の工房の看板が目に留まり、「人形のまち」の風情が感じられます。大宮では、大正時代に「大宮盆栽村」が誕生してから今日にいたるまで、長い歴史の中ではぐくまれてきました。現在、盆栽園が点在する大宮盆栽村は、日本屈指の盆栽郷として世界的にも知られており、平成29年には、第8回世界盆栽大会がさいたま市で開催され。国内だけでなく海外からも多くの方が来場し、世界から注目を集めています。

さいたま市の新時代に向けて

2021年には、さいたま市は市制20周年という大きな節目を迎えました。20年の道のりを経て、人間でいえば成人として歩み始めた本市は、ここからさらに個性や強みに磨きをかけ、都市としての成熟を深めていくステージを迎えています。

 東日本の玄関口として、新幹線6路線等が乗り入れる「大宮駅」を擁する本市の拠点性を生かす取組として、東日本の「ヒト・モノ・情報」の交流・発信を促進する東日本連携センター「まるまるひがしにほん」において、市内はもとより東日本全体の地域経済の活性化を図ってまいります。また、本市の強みの一つである豊富なスポーツ資源を生かす取組としては、「さいたまスポーツシューレ」の仕組みを活用して、持続可能なスポーツ環境の整備や、スポーツ人材の育成、スポーツビジネス・スポーツ産業の創出・活性化により、日本一のスポーツ先進都市を目指してまいります。

成人を迎えた本市が、21世紀半ばを見据えた「さいたま市の新時代」という次のステージに向けて、市民や事業者等の皆様とともにより一層の決意と情熱をもって都市づくりを進め、本市の新たな局面を拓く挑戦に全身全霊で臨んでまいります。

こうした都市づくりのためには、地方分権改革のさらなる推進を図り、権限や財源の移譲や、地域の特性に応じた多様な大都市制度の創設が必要です。

これからも、他の指定都市や各自治体と連携しながら、さいたま市の強み、良さを生かしたまちづくりに取り組み、全国、そして世界にさいたま市の存在感を発揮できるようにしていきたいと考えております。