各市長の紹介Introduction of Mayors

名古屋市長

ひろさわ いちろう

広沢 一郎

生年月日
昭和38年12月27日
主な略歴
慶應義塾大学経済学部卒業
昭和61年4月 ブラザー工業株式会社 入社
平成9年3月 伊藤忠商事株式会社 入社
平成10年4月 株式会社マグノリア代表取締役
平成10年4月 株式会社アイマジック取締役
平成17年3月 キングソフト株式会社代表取締役
平成23年4月 愛知県議会議員
平成29年12月 名古屋市副市長
令和3年12月 株式会社マグノリア代表取締役
令和6年11月 名古屋市長

メッセージ

名古屋市のご紹介

本市は、三大都市圏の一角である名古屋大都市圏の中枢都市であり、230万人を超える人口を擁しています。名古屋大都市圏は、日本のほぼ中央に位置し、東海道新幹線をはじめとする鉄道網や高速道路網、世界とつながる中部国際空港や名古屋港を擁しており、広域的な交流ネットワークの中心として交通・流通の要衝となっています。

近年では、愛知万博(平成17年)、COP10(平成22年)、ESDに関するユネスコ世界会議(平成26年)、G20愛知・名古屋外務大臣会合(令和元年)などが開催されたほか、アジア・アジアパラ競技大会(令和8年)、ADB年次総会(令和9年)の開催も予定されるなど、国際的な交流の舞台になっています。

また、自動車などの輸送用機械を中心とした製造業の集積地である当圏域の製造品出荷額等は全国の約5分の1を占めており、日本のものづくり産業の中核を担っています。

アジア・アジアパラ競技大会の開催とリニア中央新幹線の開業を起爆剤として「リニアがつなぐ巨大交流圏の中心で躍動する世界都市、誰もが幸せと希望を感じられる名古屋」へ

当圏域は、国際的な都市間競争力を高め、さらなる飛躍を遂げるための大きな機会を迎えようとしています。

そのひとつが令和82026)年に愛知・名古屋で開催されるアジア最大のスポーツの祭典である第20回アジア競技大会及び第5回アジアパラ競技大会の開催です。大会の開催効果をスポーツの振興をはじめ、交流人口の拡大や国際交流の促進、共生社会の実現、国際競争力の強化など市民の豊かな生活につなげるため、さまざまな分野にわたるレガシー形成に取り組みます。

もうひとつが、リニア中央新幹線の開業です。リニア中央新幹線が全線開業すると、東京-名古屋-大阪の三大都市圏が約1時間で結ばれ、7,000万人規模の世界最大の人口を有する巨大交流圏が形成されます。これにより、交流機会の増加に伴う新たなイノベーションの創出、海外からの人や投資の呼び込み、東京に集中する人口及び企業の中枢機能等の分散による災害リスク低減などの効果が期待されています。

本市は、これらを起爆剤として将来の成長につなげられるよう、ハード・ソフト両面における必要な投資を加速し、圏域ひいては国の発展をけん引していきます。

多極分散型社会の実現により日本の強靱化と発展を

東京一極集中が進行する中、首都直下地震をはじめとした大規模災害等が起こった場合のリスクが高まっているほか、住宅価格などの生活コストも上昇しています。

このような課題の解決に寄与するのが、大都市が広域自治体の事務と基礎自治体の事務を一元的に担うことで、効率的かつ機動的な都市経営を可能とする「特別市」制度の実現です。特別市を中心に個性と魅力を競い合う経済圏が複数形成されることで、多極分散型社会が実現し、日本の強靱化と発展につながります。

本市は、他の指定都市と連携しながら、特別市制度の創設を含む多様な大都市制度の実現に向け取り組んでいきます。