各市長の紹介Introduction of Mayors

札幌市長

あきもと かつひろ

秋元 克広

生年月日
昭和31年2月2日
主な略歴
最終学歴:北海道大学法学部 卒業
昭和54年4月 札幌市採用
平成16年4月 札幌市企画調整局情報化推進部長
平成17年4月 札幌市市民まちづくり局企画部長
平成20年4月 札幌市南区長
平成21年4月 札幌市市長政策室長
平成24年4月 札幌市副市長
平成26年9月 札幌市副市長退任
平成27年5月 札幌市長(現在3期目)

メッセージ

皆さん、こんにちは。札幌市長の秋元克広です。

札幌市は、市制施行により大正11年(1922年)に市としてのスタートを切り、アジアで初めて冬季オリンピックを開催した昭和47年(1972年)に政令指定都市へ移行しています。
札幌は、時代の変化や困難を乗り越えながら、まちの魅力を高め、北海道の中心都市、市民愛着度の高い世界に誇る大都市に発展してきました。

本日は、私の描く未来のさっぽろの姿とともに、札幌ならではの、これからの取組みについて、お話しさせていただきます。

私の描く未来のさっぽろ

私は、人を大事にするということを原点に据え、2つの心豊かで明るい札幌の未来の姿を描きました。

「誰もが安心して暮らし生涯現役として輝き続ける街、さっぽろ」そして、
「世界都市としての魅力と活力を創造し続ける街、さっぽろ」です。

人々が安心して暮らし、元気に活躍することで、都市の魅力と活力を創造することが可能となり、そのことが人々の暮らしの一層の充実につながっていきます。

この2つの未来の札幌を実現していくことによって、多くの人々を魅了し、誰もがいつまでも住み続けたいと思う街を築き上げ、子どもたちに引き継いでいきたいと考えております。

そのためにも、時代の変化を的確に捉えた、新しい試みに大胆かつ果敢に挑戦してまいります。

世界に冠たる環境都市

札幌市は2020年2月に、市域から排出される温室効果ガスを2050年までに実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。

2030年には2016年比で温室効果ガス排出量を55%削減することを目標に掲げており、建物のZEB化、太陽光発電設備やFCVEVなどゼロエミッション自動車等の導入促進を進めています。

また、産学官金連携のコンソーシアムを設立し、北海道の国内随一の再生可能エネルギーのポテンシャルを最大限に活用し、GX産業の集積と金融機能の強化・集積に向けた取り組みを推進しています。

魅力と活力ある「世界都市」へ

北海道新幹線の開業は、北海道民・札幌市民の長年の悲願でした。平成28年3月の新青森~新函館北斗間の開業後、札幌までは、令和12年度末の完成・開業を目指して、工事が進められています。

札幌市では、このことを見据え、北海道をリードし、世界都市の玄関口となる、札幌駅交流拠点のまちづくりに取り組むとともに、市内の宿泊施設のグレードアップや、新たなMICE施設の整備の検討なども進め、まち全体の魅力を高めていきます。

「世界都市としての魅力と活力を創造し続ける街」さっぽろに、今後ともどうぞ、ご期待・ご注目ください。

真の分権型社会の実現に向けて

札幌は、北海道と共に発展してきました。出生率低下などによる人口減少の局面を迎え、多くの課題への対応が必要な今、札幌市は、北海道、そして道内178の市町村と、これまで以上にしっかりと手を携え、北海道活性化の推進エンジンの役割を果たしてまいります。

また私は、地域の実情をしっかりと見つめ、市民、企業、そして行政が知恵を出し合い、地域課題の解決に全力で取り組む「徹底した地域主義」によって、まちづくりを進めていく考えですが、そのためには、地方分権改革をいっそう進めていく必要があります。

札幌市は、これからも指定都市市長会の一員として、真の分権型社会の実現に向けて、指定都市20市とともに行動してまいります。