組織概要Organization

指定都市の役割

指定都市は「住民に身近な基礎自治体」、「都市圏における中枢都市」「都市行政を先導する先端都市」という3つの役割があります。

1 住民に身近な基礎自治体としての役割

指定都市の常住人口は日本の総人口の約2割に及んでいますが、指定都市はこれら多くの住民に対して、福祉・まちづくり・ごみ処理・義務教育・消防などの住民生活に密着した行政サービスを総合的に提供しています。

2 都市圏における中枢都市としての役割

指定都市は、人口や産業の集積に伴い必要となる道路、鉄道などの都市的インフラの整備を図るとともに、下水道や高度情報・通信基盤整備など企業・事業者にも高い便益をもたらす行政サービスを提供しています。
また、大学などの高等教育機関や地域の中核医療施設などの高度な都市機能の整備を行うとともに、国際コンベンションの開催など集客交流機能を高め、積極的な情報発信を行うなど、様々な分野において、広域的な機能を発揮しつつ、都市圏全体の活性化、発展のための牽引役としての役割を果たしています。

    3 先端都市として都市行政を先導する役割

    指定都市では、人口が過密・集中していることに関係して、環境問題や安全安心の問題などさまざまな都市的課題を抱えています。  指定都市はこのような課題に対し、他に先駆けて施策を打ち出しており、今後も都市行政の最先端都市として全国をリードする役割を期待されています。