各市長の紹介Introduction of Mayors

横浜市長

やまなか たけはる

山中 竹春

生年月日
昭和47年9月27日
主な略歴
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、同大学理工学部数学科卒業
早稲田大学大学院理工学研究科 修了
博士(理学)

平成12年-平成16年 九州大学医学部附属病院 文部教官助手
平成14年-平成16年 アメリカ国立衛生研究所(NIH/NIEHS)研究員
平成16年-平成17年 財団法人先端医療振興財団 研究員
平成18年-平成24年 独立行政法人国立病院機構九州がんセンター 室長等を歴任
平成24年-平成26年 独立行政法人国立がん研究センター 部長等を歴任
平成26年-令和3年 公立大学法人横浜市立大学 特命副学長、医学部教授、大学院データサイエンス研究科長等を歴任
令和3年8月     横浜市長に就任

メッセージ

こんにちは。横浜市長の山中 竹春です。

横浜市の歴史と魅力

1859年の開港以来、横浜は、世界に向けた日本の玄関口として様々な文化や人々をオープンに受け入れ、今日の発展に至る道のりを歩んできました。

今や376万人以上の人口を擁する、日本最大の基礎自治体へと成長した横浜には、国内随一のウォーターフロントの美しい景観、三溪園や赤レンガ倉庫、山下公園、馬車道などの歴史や文化を感じさせる街並み、世界最大級の中華街、賑わいと活気をもたらす音楽や、日本のトップレベルで活躍する13ものスポーツチームなど、横浜ならではの魅力的な資源があふれています。

そんな横浜の活力の源は、市民力です。地域の皆様、NPOやボランティアの皆様など、この街を愛し、福祉、環境、まちづくり、文化芸術など、様々な分野で生き生きと活躍してくださる皆様のお力に、横浜は大きく支えられています。

「明日をひらく都市」 横浜

関東大震災や戦災、接収など、これまでに幾多の困難と向き合ってきた横浜ですが、そのたびに、未来を見据えた先人たちの努力によって、それらの困難を乗り越えてきました。先人たちの努力が、今の横浜の発展を支えてくれているように、私たちは常に、横浜の今、そして未来を冷静に見きわめ、将来にわたり成長し続ける横浜を、次世代に引き継いでいかなければなりません。

その大きなチャレンジの核となるのは「子育て支援」です。横浜市が令和4年12月に策定した中期計画では、「子育てしたいまち 次世代を共に育むまち ヨコハマ」を基本戦略としました。子育て世代に選んでいただくことで、生産年齢人口を増やし、担い手の確保や税収増、地域経済を活性化につなげ、さらにそれを、より良い行政サービスにつなげていく。この好循環を作り出し、新しい活力を生み続ける都市として、横浜を発展させていきます。

大都市が存分に力を発揮できる制度の実現を

人口減少社会に突入し、税収入の減少、担い手の不足、需要の減少など、多くの課題が迫っている中、限られた行政リソースの全体最適を図る必要があります。指定都市が担える役割は指定都市が果たし、道府県は他の市町村の支援に注力するという、地方自治体の役割分担の再構築が必要な時期に来ていると、強く感じます。 

今こそ、大都市が果たすべき役割にふさわしい権限と財源を併せ持ち、存分に力を発揮することができる「特別市」制度の創設が不可欠です。

制度創設に向けては、市民の皆様に、特別市制度の必要性を十分に御理解いただくことが最も重要であると考え、私自身、地域に足を運び、意見交換を進めています。

引き続き、指定都市市長会の皆様と力を結集し、「特別市」の法制化に向けた動きを加速させるとともに、道府県との二重行政解消に向けて、権限や財源の移譲が進むよう全力で取り組んでいきます。