活動報告Report

2025年 04月29日

Urban7市長サミット2025について

 令和7年4月29日(火・祝)、久元 喜造 指定都市市長会会長(神戸市長)と清水 勇人 さいたま市長が、神戸市で開催されたUrban7(U7)市長サミット2025へ出席しました。

 本サミットは、神戸市において、阪神・淡路大震災30年の節目の年に海外の主要都市を招聘し、様々な災害への備え・対応・レジリエンス、気候変動対策といったテーマについて意見交換を行う「グローバルカンファレンス」に合わせて開催されました。

 本サミットでは、「U7市長宣言―建設的な多層的・多国間主義の実現に向けた提案」について活発な議論が行われました。今後、議論を踏まえ、宣言を策定したのち、年内にG7各国の首脳に共有される予定です。

集合写真.png
集合写真


久元市長.png
久元会長発言


清水市長.jpg
清水市長発言

会議の概要

(1)日時・場所

  日時:令和7年4月29日(火・祝) 8時~9時30
  場所:神戸ポートピアホテル(兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目10-1)

(2)参加者 ※敬称略 

  ・久元 喜造(日本、神戸市長、指定都市市長会会長)
  ・清水 勇人(日本、さいたま市長)
  ・ベリー・ヴルバノビッチ(カナダ、キッチナー市長)
  ・ピア・イムズ(フランス、ストラスブール都市共同体会⻑)
  ・エッカルト・ヴェルツナー(ドイツ、ハイデルベルク市長)
  ・ピエルイジ・ビオンディ(イタリア、ラクイラ市長)
  ・スーザン・エイトケン(英国、グラスゴー市議会リーダー)
  ・バーバラ・バッファロー(米国、コロンビア市長)
  ・リカルド・リオ(EU、ポルトガル、ブラガ市⻑)

(3)久元 喜造 会長の発言要旨

 阪神・淡路大震災から30年を迎える本年、神戸市は「神戸グローバルカンファレンス」と並行して第4U7市長サミットを開催できることを誇りに思います。この機会は、地方自治体が、国際協力を推進し、気候変動の脅威から市民を守り、民主主義の担い手として、また平和と経済のレジリエンス・繁栄に貢献する重要なパートナーであることを改めて確認するために極めて重要です。U7は、G7各国においてあらゆるレベルの政府間連携を強化するための重要な手段です。私たちは、今年U7が正式なG7エンゲージメント・グループとして認められることを期待しており、それはG7の目標達成、そして私たちの地域社会にとって、過度な負担をかけることなく、より良く強靱かつ持続可能な未来に向けた前進に不可欠なものとなるでしょう。

(4)清水 勇人 さいたま市長の発言要旨

 まず、この度のU7市長宣言案が、これまでのU7の理念や主張を踏襲した上で、私たちが直面する様々な課題の解決に向けて、各国政府に対して力強く要請していることを歓迎いたします。特に、日本が議長国を務めた2023年のU7市長宣言と同様に、平和を醸成する基礎としての、都市による国境を越えたパートナーシップの意義が明記されていることは非常に重要です。
 また、「神戸グローバルカンファレンス」で議論された、災害への備えや気候変動対策などを通じたレジリエントな社会の構築については、市民に最も近い存在である私たち基礎自治体による取組や政府への提言等が、今後益々重要になると考えています。
 今後も、各都市が力を合わせてU7の活動を拡大し、これまで以上にG7と連携していくために、ともに行動していきましょう。